都市の中の町
江戸に近く、はりめぐらされた水路の出発点として、物資の集散地として栄え、小江戸として名をなし関東の町としては、ユニークな町として存立する佐原とならぶ町です。
最近学生達を中心に街並保展の展示会などが行なわれたり、建築学会の設計コンペが実施されたりする動きもさかんです。
地元の商店会などとどのぐらい同じ歩調がとりうるか注目されます。
京都の西陣はたちならぶ町屋の格子と、通り庭のつらなる町の通り道に、どこからともなくカタカタと機織の音がきこえてくる現代に生きる都市の中の町です。
道が細く仕事上車の出入が多く、駐車場にだいぶ困っているようですが、町を愛する気持からかどうにかこうにかファサードをまもっています。
何十種もの下職に分化した西陣方式の地縁型多品種小量生産のシステムの有効性と都のほこりとが街並を支えています。
さすがに注文住宅 世田谷区とは異なる風情です。
子供たちは機の間をくぐりぬけ、通り庭で三輪車にのり近所の家をわたりあるいて公園などの不足をカバーしながら、自然に西陣の町のシステムと仕事をおぼえこんでいきます。