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2011年09月 アーカイブ

都市の中の町


江戸に近く、はりめぐらされた水路の出発点として、物資の集散地として栄え、小江戸として名をなし関東の町としては、ユニークな町として存立する佐原とならぶ町です。


最近学生達を中心に街並保展の展示会などが行なわれたり、建築学会の設計コンペが実施されたりする動きもさかんです。


地元の商店会などとどのぐらい同じ歩調がとりうるか注目されます。


京都の西陣はたちならぶ町屋の格子と、通り庭のつらなる町の通り道に、どこからともなくカタカタと機織の音がきこえてくる現代に生きる都市の中の町です。


道が細く仕事上車の出入が多く、駐車場にだいぶ困っているようですが、町を愛する気持からかどうにかこうにかファサードをまもっています。


何十種もの下職に分化した西陣方式の地縁型多品種小量生産のシステムの有効性と都のほこりとが街並を支えています。


さすがに注文住宅 世田谷区とは異なる風情です。


子供たちは機の間をくぐりぬけ、通り庭で三輪車にのり近所の家をわたりあるいて公園などの不足をカバーしながら、自然に西陣の町のシステムと仕事をおぼえこんでいきます。


注文住宅の多い街

どの家にも同居している年寄の存在も見落すことができません。


一方、ミニ京都といわれる高山は民芸ブームとあいまって、旅館、みやげ物屋に変質しつつありますが・・・


町に対するほこりと観光ニーズとが書き割り的、時代劇セット的街並をせっせとつくりあげていきます。


山の町らしい朝市とアンアン、ノンノン調のタンクトップの若い女性達が奇妙なコントラストをかもしだし・・・


「町らしさ」の勉強の道場として機能して若人の「ふるさとセミナー」なども行なわれています。


京都も郊外の屋敷町になると、仕掛けは一段と手がこんできますね。


まず清らかな水路と道路が並行し、石橋をわたって門と土堀のアプローチを形成しています。


この辺りには注文住宅も多いです。


石橋には手すりがないのも粋で、首をのぞかせる松と竹と屋根のコントラストとが絶妙なる景観をつくり出し・・・


閉じて開いたなじみやすい高級街並をつくりあげています。

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