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2011年08月 アーカイブ

東京という街


東京の街の時代別多層構造と町らしさの喪失については別の機会でくわしくのべますが・・・


ここではいくつかの「町らしい町」の写真をみながら「町らしさをもたらす要素」について述べていきましょう。


ジャワの町の商店街は陽ざしをさけたアーケードが1階部分に統一してつくられ、道路と商店街とにクッション空間を形成しています。


土道の道路にはおどろくほど多くの自転車と馬車と輪タクと人間が、うじゃうじやとひしめいてぎらぎらとした太陽とスコールと影とが時間移動を形態化しています。


シンガポールの中華街は近代的なオフィスやマンションに囲まれた都心部に、ぽっかりとした町を独自に形成しています。


商人たちは本来のアーケードを店として占拠し、しかも道路上まで台をもち出し、テントのひさしを張り出して、びっくりするほど多くの商品をうずたかくつみあげています。


さすがに注文住宅 港区とは違いますね。


町の交差点では京劇の小屋がつくられておおぜいの子供達がむらがり爆竹がバンバンとならされています。

日本の町らしい町


古くからの職人長屋は各地に残されていますが・・・


細い露路のかすかに陽があたるネコの額みたいななところにちょぽちょぽと草をうえたり、ようやく陽があたる2階の窓から物干しざおをつき出して洗濯物がいつでもヒラヒラとしています。


伏見の酒づくりの街は、その生産力をベースに古くから成立した、日本ではめずらしい町らしい町です。


この町は道を歩いても人っこ一人いない町で、長い板張り塀が、えんえんとつづき・・・


仕事場からもれてくるかすかな物音と新酒のかおりとが町の構造をつたえてくれます。


あちこちに残される水路と船付き場と無機質なコンクリートの電柱だけが外部の数少ない要素です。


川越の蔵づくりの商店は、がっしりとした店とのれんと商品とがきっぱりとしたファサードをつくり出し、どちらかというと雑然とした町にアクセントを与えています。


この辺りにも少しずつ注文住宅が増え始めていますね。


火災の反省から明治時代につくられた蔵店は今日でもみごとに機能しており、実数は少ないのですが・・・


近くの形のめずらしい鐘つきの塔と名物だんごと喜多院の境内とが町全体のイメージをかもしだしています。


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